今日は、自転車王国筑波の象徴と言っても過言ではない『りんりんロードコース』というサイクリングコースを走る。 りんりんロードコースの存在は以前から知っていたが、具体的な場所やコースなどは調べたことがなく、実際に走ろうと思ったことはなかった。
しかし、2006/06/10の霞ヶ浦一周サイクリング大会の遠征で偶然、りんりんロードコースの案内板を見かけ、路面が綺麗だったこともあり、走ってみたくなったのだ。
永山、筆者ともに普通免許など持たぬ身、当然、電車での輪行となる。
輪行する際の集合場所として定着しつつある三鷹駅の脇の公園で永山と合流し、車体を輪行袋に収納する。
総武線に乗り込み、秋葉原で京浜東北線に、上野駅で常磐線へ乗り換えて3ヶ月ぶりの土浦駅へと向かう。 年に何度か訪れる土浦市であるため、乗車料金や乗換は頭に入ってしまっている。
土浦駅までは1時間10分の旅、いつものように混んでもなく、空いてもなくといった感じの常磐線である。
約1時間の鉄道の旅を満喫した頃、電車は土浦駅のホームに静かに停車する。 駅前で車体を輪行袋から出して組み立て、駅ビルの綺麗なトイレで戦闘服に着替える。
駅を出発し、ロータリーに沿って右へ進むと、りんりんロードコースの案内板がある。 案内板に従って300mほど走るとサイクリングコースの起点へとたどり着く。
サイクリングコースの起点は線路のすぐ横にあり、サイクリングコースは線路に沿って伸びている。 カラー舗装された快適な路面を楽しみながら走ると、数分で幹線道路へとぶつかる。 この場所は、いつも世話になっているホテルマロウド筑波のすぐ近くだ。 綺麗で快適なのに1泊\5,000という貴重なホテルである。
この幹線道路の歩道は、サイクリングコースと共用なので、反対側に渡って歩道に沿って右へ進む。 数10mでサイクリングコースは幹線道路からそれ、いよいよ本格的なサイクリングコースが始まる。
さあ、試そう、りんりんロードコースを。
このサイクリングコースは非常に路面が綺麗で、道はどこまでも真っ直ぐである。 ただ、川沿いのサイクリングコースに比べると一般道路との交差点が多い。 交差点の見通しが悪いため速度を落とさなくてはならない場面が多いのが残念だ。
『川沿いではないから走りにくい』と勝手に決めつけた『りんりんロードコース』だが、走り始めて数kmで様子が変わってくる。 市街地を抜けて田園地帯へと入ると、交差点の付近の建築物はほとんどなくなる。 そのため見通しがよく、交差点で減速せずに通過しても何の危険もない。 さらに数km走っても、減速しなくてはならない見通しの悪い交差点は数個、信号のある交差点はなんとゼロ、そして、路面が綺麗で道幅も広い。
さすが自転車王国筑波を代表するサイクリングコースだけあって、素晴らしいコースである。 筆者が走ったことのあるサイクリングコースの中では、荒川サイクリングコースに次ぐ、ナンバー2のサイクリングコースであることは間違いない。
約16km走ったところで、サイクリングコースの脇にあるカスミで一服することに。 ここまで16km走ったが信号のある交差点には出会っていない...このサイクリングコースは最高だ。
素晴らしい『りんりんロードコース』だが、ちょっと変なところがある。 コースの途中に、必要のない波状路とS字が設けられているのだ。
ちょっとした遊び心で作ったとしか思えない波状路とS字のある不思議なサイクリングコースだ。
土浦市側の起点から約40kmで桜川市側の起点である岩瀬駅へ到着した。 セブンイレブンで休憩した後、折り返して40km走って土浦駅へ。 土浦駅から電車で武蔵野市を目指すが、途中、北千住で電車を降り、荒川経由で自走で帰ることに。