トップ > 記録 > 2004年 >
伊豆 (伊豆は陸の孤島だね) (2004-04-10)

  

突然の伊豆

金曜日の勤務終了後のこと、突如、伊豆に行こうという話が持ち上がり、その日のうちに出発することになった。 目的地が伊豆になったのは、修善寺のサイクルスポーツセンター(以降日本CSCと表記)のサーキットを走ってみたいのと、伊豆は海がきれいだという理由からである。

金子は電車で青梅市の自宅へと帰り、筆者は帰宅して準備をして自走で青梅市へと向かう計画である。 一旦帰宅し、準備を整えて深夜0時に青梅市に向けて出発する。 旧青梅街道を1時間30ほど走り青梅市に到着した。

熱海海岸(熱海市) コンビニにて画像を拡大する
熱海海岸(熱海市) コンビニにて

金子の自宅で愛車たちを車に積み込み(というかキャリアに乗せ)伊豆へ向けて出発する。

伊豆へ

国道16号線、国道129号線、国道246号線、国道255号線、国道1号線、国道135号線を通り伊豆半島へ入る。 『伊豆は道がなくて不便なので、電車で行け』という話を聞いたことがあるが、たしかにひどい道だ。 田舎の旧国道でもこんなには危なくないというぐらい危ない。 時代は21世紀だというのに...

小田原、真鶴、湯河原と過ぎ、熱海市へと入る。 熱海市で国道135号線から80号線へと入り修善寺へ向かうので、その前にコンビニで休憩&食料を補給する。 コンビニに到着した頃にはまだ暗かった空が少しずつ明るくなってきている。

80号線へ入り修善寺を目指す。 しかし、すぐに目を疑うような嫌な光景が目に飛び込んでくる。 乗鞍のコンクリート舗装も、有馬ダム前の激坂も、龍勢の勾配16%の坂も太刀打ちできないような坂が...山伏峠恐るべし。 車はエンジンが悲鳴をあげながら登坂していく。 チョロQのように前輪が浮いてもおかしくないような坂が延々と続き、ようやく下りになる。

修善寺(修善寺町) 開園を待つ画像を拡大する
修善寺(修善寺町) 開園を待つ

しばらく走ったところで日本CSCに到着した。 開園までまだ時間があるので、駐車場に車を止めて仮眠をとる。

結局、日本CSCには入らず

数時間後、目を覚まして周囲を見回すと、もう開園しているようだ。 しかし、客の入りはあまり芳しくない様子である。

修善寺(修善寺町) 5kmサーキット画像を拡大する
修善寺(修善寺町) 5kmサーキット

日本CSCにはファミリーサーキットと5kmサーキットの2つがあり、レースで使用されるのは5kmサーキットである。 案内版を見ると、どうやら今日は5kmサーキットで単車の試乗会があり、11時が最終受付になっているようだ。 また、5kmサーキットでロードバイクを持ち込みできるかどうかがハッキリしない。 以前に、レース以外ではレンタサイクルでしか走れないという情報を見た覚えもあったため今回は5kmサーキットの走行を諦めることにする。

日本CSCに寄らないという結論になったため本日のプランは一から練り直しである。 ここまで来たからには峠を登っておきたいが、山伏峠を熱海市側から登坂するほどの戦闘モードに入っているわけではない。

金子が高校時代にチャレンジサイクルロードレース大会(日本CSCで開催)に出場した時は修善寺に宿がとれなかったため、朝、宇佐美から19号線で亀石峠を越えて日本CSCに入ったとのこと。 ならば、そのコースをたどろうということで、伊東市出発で宇佐美から19号線に入り亀石峠を目指すということになった。

修善寺(修善寺町) セブンイレブンで休憩画像を拡大する
修善寺(修善寺町) セブンイレブンで休憩

セブンイレブンで食事をとり、しばし休憩した後、伊東市に向け車で出発する。 伊東市までは、19号線で亀石峠を越えて宇佐美まで行き、そこから国道135号線に入って伊東市へ向かうことにする。 つまり、後でロードバイクで走るコースを逆にたどるのだ。

亀石峠を越え、宇佐美経由で伊東駅を目指す。 宇佐美までの下りは道幅も広く、安心して登坂できそうである。 勾配は、峠なのでそれなりだが、限度を越えるようなものではない。 伊東駅前に市営の駐車場があるので、そこに車を止め走行の準備をする。

スタート

タイヤに空気を入れ、ウェアと携行品を確認して出発する。 国道135号線で海岸沿いを走り、30km/h巡行で宇佐美を目指す。

亀石峠(宇佐美市) 坂を目前に画像を拡大する
亀石峠(宇佐美市) 坂を目前に


亀石峠(宇佐美市) 激坂っす画像を拡大する
亀石峠(宇佐美市) 激坂っす

3kmほど走ったところで宇佐美から19号線に入り、そしてすぐに見上げるような坂が目の前に現れる。

筆者の今日の目標は、リアの25Tと23Tを封印し、21Tまでで登ることである。 金子は新車のLOOK KG461 Jalabertのデビューということもあるのか、かなり飛ばして登坂しているが、このペースでついていくと最後までもたない。 しかし、はぐれるのも嫌なので、ペースを合わせてついていくことにする。 少しペースを落として登坂を続けるが、平坦な道など無くひたすら登りである。 ただ、乗鞍や柳沢峠に比べると勾配の少ない区間もあり、回復しながら登坂することができる。

当然であるが、すでにリアは21Tになっている。 21Tでは重過ぎてシッティングで金子について行けない。 ある程度離されたところで、ダンシングで距離を縮めて、シッティングで回復ということの繰り返しだ。

23Tと25Tを封印したのは、将来クロスレシオのギアを使いたいためである。 ヒルクライム以外の大会では12-21Tのクロスレシオのギアのほうが限界ギリギリのギア比が使えるので、それにより速度も上げられるだろうという目論見だ。 しかし、よく考えれてみればヒルクライムとそれ以外の大会でギアを交換すれば良い話である。 だが、ここまで21Tで登ってきたのだ...このまま21Tで登ろう。

下界を見ると海は遥か下方に見える。 まだそれほど走っていないにも関わらずこの高度まで登っているということは、やはりそれなりの勾配ということだ。

亀石峠(宇佐美市) 亀石峠画像を拡大する
亀石峠(宇佐美市) 亀石峠

ひたすらペダルを回しつづけているうちにいつの間にか亀石峠に到着した。

山伏峠

金子とこれからのコースについて相談する。 相談の結果、このまま修善寺まで下り、山伏峠を越えて熱海市まで出て、そこから海岸沿いに伊東市まで戻ろうということになった。 修善寺に向けて下っていく。

セブンイレブン(修善寺町) 金子の愛車画像を拡大する
セブンイレブン(修善寺町) 金子の愛車

下り終えて、修善寺に到着した。 先ほど車で寄ったセブンイレブンに立ち寄りしばし休息する。 後は山伏峠を越えて熱海市に入り、そこから海岸線を走り伊東市に戻るだけである。

山伏峠(熱海市) 熱海市画像を拡大する
山伏峠(熱海市) 熱海市

山伏峠は修善寺側は大した登りではなく、わりとあっさりと峠に到着した。 頭上には熱海市と書かれた案内板がある。 ここから海岸線までの下りは、車が悲鳴をあげていたほどの勾配である。 ブレーキングしながら速度を抑えて下っていく。

4kmほど下ったところで分岐点に差し掛かる。 後方を走っている金子とはぐれないように、念のためここで待つことにする。 5分ほど待ったが金子は下ってこない。 まさか、逆に修善寺側に下った...なんてことはあるはずがない。 さらに5分待ったがまだ現われない。 さっぱり原因がわからないが、とりあえず戻ってみることにする。

  

押さねばならぬのか

山伏峠の熱海市側を登ってゆく。 滝の山公園の横を通過しつつ、公園に金子がいないか確かめるが、誰もいない。 朝、車で登ったときに感じた通り、山伏峠の熱海市側の勾配は尋常ではない。 しかも、この先さらに勾配がきつくなっていたような気がする。 自転車であちこち走るようになって、そろそろ4年になるが、今のところ峠で足を着いてしまったのは、2000/08/26の奥多摩湖手前の弁天橋と2003/05/03の柳沢峠越えだけで、押して登るはめになったことはまだない。 しかし...この峠は...押すことになるかも。

前方に左コーナーが出現。 ちょうど橋になっているため勾配がよくわかるが、普通あり得ないだろ、こんな角度の橋は。 リアの23Tと25Tを封印したままでは登れそうにないので、封印を解くしかなさそうだ。 と思っていた丁度その時、金子が何事も無い様子で下ってくる。 声をかけると、原因はパンクだとのこと。

そのまま海岸線まで下り、国道135号線を走って伊東駅へ到着した。 総走行距離は40kmである。 後片付けをして、帰路につく。

  

またいつか

登りには不思議な魅力がある。 平地を高速巡行するのも気持ちが良くてやめられないものがあるが、登りの達成感もそれに負けていない。 乗鞍や柳沢峠(塩山市側)にはまた登りたいと思わせる何かがあるが、山伏峠(熱海市側)にも同じような魅力を感じる。 今回は予想外の出来事で少しだけ登ることになっただけであったが、近いうちにこの峠をメインとして登ってみたいものである。

メニュー