今日は多摩川を上って羽村取水口まで走る。 最近は荒川を走ることが多く、時々走る多摩川も羽田を目指すことがほとんどなので、羽村取水口は随分と久しぶりだ。 羽村取水口からは、前日に愛車をTIAGRA化した岩田と合流して一緒に多摩川を下る。
永山と武蔵野大学前のセブンイレブンで集合し、岩田に13:30に羽村取水口に到着すると伝えて、多摩川に向けて走り出す。 武蔵境通りと鶴川街道を通り、多摩川原橋から多摩川サイクリングコースへ入る。
速度はそれほど出していないのだが、とてもツライ。 実は2004年10月から2005年の年末までトレーニングを一切しておらず、有酸素運動能力、筋力とも自転車を始めた頃のレベルまで戻っている。 そのため、今年は年明けからトレーニングをしており、できるだけ毎週走るようにしているのだが、まだまだ運動能力は戻っていない。
トレーニングをしていないために運動能力が低下するというのは、過去に何度も経験してきたことである。 例年、1月から3月をシーズンオフとしており、4月にいつも苦しい思いをしていた覚えがある。
しかし今までは運動能力が元のレベルに戻るのにはそれほど時間はかかっていなかった。 1月〜3月のシーズンオフで低下した能力は1ヶ月で取り戻すことができていたのだ。 しかし、今年はまだ調子がでない。 1年2ヶ月もサボっていたため1ヶ月で全盛時のレベルを取り戻せるとは思っていないが、しかし、それを考慮しても速度が遅すぎだ。
途中、Y'S BIKE PARKに立ち寄りウィンドウ・ショッピングを楽しむ。
さらに、すぐ隣にあるセブンイレブンで軽く食事を取る。 時間はいつの間にか12:30で、岩田との待ち合わせまではあと1時間しかない。 食事を取りながら『2時集合に変えたほうがいいかな』と永山と話をする。 永山が岩田にメールをするというので、それを待って出発する。
国立、立川、昭島を通り、拝島橋を越えるともうすぐ羽村という感じである。 ここで永山が停止、携帯にメールが届いたとのこと。 内容は岩田からとのことなので、筆者もメールを確認する。 約束通り13:30に羽村取水口に到着しており、20分待ったが来ないのでどうかしたのかという内容だ。
え、永山から2時到着のメールが出ていたのでは?...永山に確認すると岩田から朝届いたメールに返信はしたが2時到着は伝えていないとのこと。 まずい...筆者の大勘違いだ。 確かに永山にそんなお願いはしてはいない。 永山が連絡してくれているだろうと勝手に思い込んでいた。
今の時間は...2時5分であり、どちらにしても2時を過ぎている。 岩田に電話するがつながらないので、メールで2時30分の到着と伝えて再び走り出す。
羽村取水口に到着、2時30分すら過ぎている。 あたりを見渡すが岩田の姿は当然ながら見つからない。 今日は最高気温が6℃、しかも太陽が雲に覆われておりとても寒い。 この寒い中で待っている人間なんているはずはないのだ。
ああ、なんでこんなに時間がかかったのだろう。 Y'S BIKE PARKでショッピングしても1時30に着く予定だったのだが...
15分後、一台のロードバイクがこちらに向かってくる。 ん...岩田だ...2時5分に筆者が送ったメールを見て戻ってきたとのこと。 ただ謝るしかない永山と筆者である。
ここで岩田の口から『今日は向かい風が強くて時間かかったんでしょう』という言葉が。 後輩の岩田にこんな気の使われ方をするなんてちょっとショックだ。
岩田の自宅の場所を考えるとY'S BIKE PARKあたりで別れるのがよさそうなので、とりあえずY'S BIKE PARKを目指して多摩川を下る。 岩田はレーサではなく、ツーリストとのことで、ジーンズと革ジャンで150km以上走っているらしい。 そんな格好でよく150kmも走れるものだと思いつつ後ろについてペダリングを見ると...90回転/分は確実に超えている...100回転ぐらい出ているかもしれない。
Y'S BIKE PARKの手前の数km地点でアメリカ国旗カラーのロードバイクに抜かれる。 岩田がメーカが知りたいらしく追いかけはじめたので筆者も後に続く。 アメリカ国旗ロードバイクは35km/hオーバーで巡行しており、追いつくのは骨が折れたが、なんとか斜め後ろについてメーカを確認する。 メーカはCannondaleである。 メーカがわかったし、Y'S BIKE PARKが近づいてきたので速度を落として、Y'S BIKE PARKへ向かう。 Y'S BIKE PARKへ入ると...さっきのCannondaleが駐輪してある。 店内を一巡りし、ショップを後にする。
岩田は府中街道を通って帰るのがベストとのことなので、永山と筆者も府中街道を経由して旧青梅街道を通って帰ることにする。 甲州街道との交差点で筆者の気が変わった...このまま甲州街道を通って東に向かい武蔵境通りを北上して帰ろうと思ったのである。 甲州街道に決めたのは...もちろん、距離が短いから...だってむちゃくちゃ寒いのだ。
岩田と別れて永山と筆者は甲州街道へ進む。 それにしても、あー、腹減ったなあ。
甲州街道から武蔵境通りへ入り武蔵野市を目指す...どこかで食事を取らなければと思っていると、BIG BOYというファミレスの看板が目に飛び込んでくる。 今まで気になってはいたが一度も入ったことのないBIG BOYに入ると、9組待ちである。 時間が6時であるためどこも混んでいるだろうからこのまま待つことにする。
日が沈みどんどん気温が下がってくる。 ファミレスの他の客はふわふわのダウンの上着を着込んでいる... 永山と筆者は...薄いピチピチのタイツ...クレイジーである。 クレイジーなだけならいいのだが、涙が出そうなほど寒い。
筆者は1週間ほど前からダイエットを決行しており、平日は一日に2000kcalしか摂取できない。 2年前に2ヶ月間で体重を75kgから68kgに落としたのだが、いつの間にか体重が73kgまで増加していたので再びダイエットを決意したのだ。 ただし、今日はトレーニング日で摂取カロリーは無制限なので、食事がとても楽しみである。
摂取カロリーの制限がないのをいいことにハンバーグとステーキとライスセットを注文、さらに食後にいちごのパルフェを注文...食いすぎだ。
BIG BOYから外へ出た瞬間...タクシーで家に帰ろうかと思うほど寒い。 永山のPOLAR S710i(サイクルコンピュータ機能付きの心拍計)の測定によると気温は3℃とのこと。 自宅までの約30分、泣きそうだったことは言うまでもない。