心拍トレーニングを行うためには、心拍数を計測するための機材である心拍計が必要となります。 心拍数には多くの製品があり、どれを購入すべきか悩むことになると思いますので、ここでは心拍計を選ぶ目安についてまとめます。
心拍計を購入するにあたって考えなければならないのが、ロードバイク以外で心拍計を使用するかどうかです。 具体的には、ランニングやスイミング、エアロバイクなどでトレーニングを行うかどうかです。
例えば、トライアスロン競技への出場を目指しているならば、スイムやランがあるのでロードバイク以外でも心拍計を使用することになります。
自転車の使用に適した心拍計は、大まかに3種類に分類することができます。 1つ目がただの心拍計、2つ目がサイクルコンピュータ機能付きの心拍計、3つ目が心拍測定機能付きのサイクルコンピュータです。
『ただの心拍計』とは、スポーツ用として販売されているが、自転車用ではない製品のことを指しています。
ただの心拍計は、心拍数を測定する機能は持っています。 ただし、速度やケイデンスなどを測定するサイクルコンピュータとしての機能がありません。 そのため、心拍数と走行情報の関連性を見ることができません。
サイクルコンピュータ機能付きの心拍計は、心拍数を測定する機能と、速度やケイデンスなどを測定するサイクルコンピュータとしての機能の両方を持っています。 そのため、心拍数と走行情報の関連性を見ることができます。
また、自転車に乗車していない場合の利用も考慮されています。 トライアスロンのランやスイムなど、自転車から離れる時には腕時計のように腕に装着できるようになっています。
心拍測定機能付きのサイクルコンピュータも、心拍計としての機能とサイクルコンピュータとしての機能の両方を持っています。
ただし、メインがサイクルコンピュータであるため、ランやスイム時に体に装着することはできません。
次に、具体的にどのような製品を選択するかです。 トライアスロンへの出場を考えているならば、無条件にサイクルコンピュータ機能付きの心拍計になるでしょう。
ロードバイク以外のトレーニングは行わないという場合には、サイクルコンピュータ機能付きの心拍計と心拍測定機能付きのサイクルコンピュータのどちらでもいいでしょう。
ダイエットやツーリングがメインであるならば、ただの心拍計でも十分です。 ただし、将来本格的にトレーニングをする可能性があるならば思い切って心拍測定機能付きのサイクルコンピュータを購入しておくのがいいでしょう。