筆者は、普段のトレーニングでは多摩川を走ることが多い。 調布から国分寺までのカラー舗装区間を走ることがほとんとで、下流へ向かったことはまだない。 今回は、多摩川を下って河口まで行き羽田を見てこようと思う。
多摩川を目指して三鷹通りを南下する。 深大寺の脇の激坂を下り、中央道の高架をくぐり、さらに南下する。 布田駅横の踏み切りでいつものように渋滞にはまる。 ここは三鷹通りで多摩川へ行く時にもっとも渋滞するところだ。
布田駅を越えてしばらく進むと染地二丁目交差点で多摩川の手前に出るが、ここからは多摩川サイクリングコースには入れないので右折する。 1kmほど進んだ調布南高校前交差点を左折し、数百mほど進むと多摩川にぶつかり道は上流に向けて右にカーブする。 カーブを過ぎて数百mほど進むと信号があり、多摩川サイクリングコースへの入り口がある。
多摩川サイクリングコースに入り河口へ向けて下る。 しばらくするとカラー舗装から通常のアスファルトへと変わり、さらに進むと水門近くで砂利道になる。 砂利道を迂回するには一般道に出るしかないようなので、迂回は諦め砂利道を進む。 数分ほど砂利道を走ると舗装路が出現する。
多摩水道橋を横目にさらに下る。 しばらく走っていると、いつの間にか舗装路じゃなくなっている。 未舗装路をなんとか進むが、目の前に低い鉄橋が立ちはだかり、進むことができない。 自転車を担いで土手を下り、鉄橋の下をくぐってまた土手へと登る。
ここからしばらくは、未舗装路や低い鉄橋などでほとんど乗車できないが、担いだりしながらなんとか丸子橋へ向かう。
後で調べてわかったことだが、多摩川サイクリングコースは左岸か右岸のどちらかが舗装されている。 つまり、左岸・右岸を行ったり来たりすれば河口まで舗装路だけで走ることができる。 この日はどちらが舗装されているか知らなかったため自転車を担ぐハメになった。
丸子橋からは舗装路が多くなり、快適に進むことができている。
調布市付近と比べると、川幅も広く流れも穏やかだ。 ということは、もうここは下流でそろそろ河口も近いのだろう。
多摩川大橋を過ぎた辺りで多摩川は大きなS字を描く。 このS字の付近の土手には運動施設がなく、かつ周囲に高い建築物があるため、ミスマッチな風景が広がる。 個人的には、多摩川下流ではこのS字付近の風景がもっとも美しいと感じる。
ここで永山が『プリンス・オブ・ペルシャ飲み』を披露。
しばらく下って行くといつの間にかサイクリングコースから一般道へと変わる。 周囲には釣舟屋の看板が目立つようになってくる。 車止めを避けつつ走っていると道は左にカーブし、信号のある『弁天橋』交差点へと出る。 弁天橋を渡ると羽田空港のある埋立地に入るが自転車でどこまで行けるかわからない。
多摩川の右岸側を見ると、左岸側よりも河口まで進めそうに見える。 少し上流へ戻って大師橋を神奈川県側へ渡り、川沿いを下って河口を目指す。 舗装されていない区間もあるが、なんとか河口に到着した。
この先にも島(浮島)があるが、橋は架かっておらず土手の道はここで終わっている。 対岸を見ると羽田空港の施設が見える。