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柳沢峠 (リベンジャー) (2003-05-05)

  

甲府市から柳沢峠を越えて武蔵野市へ

二日前に、武蔵野市から柳沢峠を越えて甲府市へやってきた。 今日は、そのルートを逆にたどって甲府市から武蔵野市へと戻る。 大雨で道路が閉鎖されてくれれば甲州街道で帰れるのだが嬉しいことに天気は快晴だ。

柳沢峠の塩山市側は平均勾配6.0%というとても嫌な感じの峠である。

向き 水平距離 標高差 平均勾配
塩山市側(千野駐在所前〜柳沢峠) 16.6km 1000m 6.0%
吉岡夫人実家(境川村) 準備OK画像を拡大する
吉岡夫人実家(境川村) 準備OK

サドルバッグを取り付け、いよいよ出発だ。 まずはヒルクライムの開始地点である千野駐在所へ向かう。 千野駐在所までは目標心拍数130で走って体力を温存する作戦だ。

甲州街道をのんびり走り、吉岡とはどんどん距離が開く。 吉岡が心配して声をかけてきたが、心拍数を130以下にしていると説明すると納得した様子。 しばらく走って千野駐在所に到着、ここまでの心拍数は平均が124で最大が142だ。 体力温存作戦は成功!!

リベンジ

二日前は平均速度を目安にして走ってしまい、オーバーペースで撃沈してしまった。 なので、今回は心拍数を目標に走ることにする。 心拍数は150以下を基本とするが160までは許容範囲とする。 勾配のきつい区間は心拍数170を上限とし、その後すみやかに160まで回復させる。 また、ゴール直前は全力でスパートする。

リベンジを誓っていざ出発!! 心拍数が150を越えないように注意して走る。 吉岡は良いペースで登っており、1.5km地点でついに視界から消える。

2km地点で速度差5km/h以上でロードバイクが抜いていく。 ウェアは普通の格好なので、おそらくレーサではなくツーリストかパスハンターだと思われる。 前を誰かが走っているとペースが乱されるので、心拍数を見ながらオーバーペースにならないようにして自分のペースで走る。 2.5km地点でローディーも視界から消える。 『前方を走っている吉岡と絡むかもしれない』とちょっと期待。

3.8km地点で心拍数を150に抑えることが困難になってきたので、ここからは上限を160にする。 しばらくすると前方に先ほど抜いていったローディーが休憩しているのを発見。 ペース配分のミスなのか、ロードバイクなので速度を落とせないのかはわからないが、明らかにオーバーペースだ。 遠慮なく抜かせてもらう。

6km地点の左コーナーで対向車にクラクションを鳴らされる。 後方で何か起こっているのかと思い振り返ると、さきほど休憩していたローディーが真後ろについている。 おそらく、抜きにかかろうとセンターに寄ったので対向車が驚いたのだろう。 数秒後、ローディーが横に並び『本格的なパスハンですね』と筆者に声をかけ抜いていく。 パスハンとは峠の登坂を目的としたパスハンターという自転車のことだ。 筆者の愛車は平地高速巡行を目指しており、決してパスハンではない。 しかし、見た目はどうやってもパスハンなので、反論はせず『頑張ってください』と応える。

8km地点でローディーがまた休憩している。 大きなお世話だろうが、ペースを落として無休で登った方が早く登れるのに。 しばらくするとまた追いついてくるのかなと思いつつ抜く。 ここまでの8kmのタイムは57分なので、このまま行けば2時間は切れるだろう。

8.4km地点で勾配がキツくなり、心拍数は上がり速度はどんどん下がる。 ここが踏ん張りどころ、なんとしても2時間を切りたい。 9.0km地点で勾配が緩やかになり、速度は16km/hまで上がっている。 しかし、500mも走るとまたキツイ勾配に。

この辺りからは舗装が悪く、ヘアピンやトンネルが多くなってくるが、ヘアピンやトンネルは勾配が緩くなっているので自転車にはありがたい。 心拍も160を越えることが多くなったが、まだ脚はもちそうだ。

10km...12km...14km...あと2kmだ(この時点では距離は16kmだと思っていたが、それは水平距離であって実際には17.1kmあることが後で判明、つまり残りは3.1kmである)。 ここでゴール前のスパートについて考える。 ペースを上げてどのくらい持つだろう? 300mか、500mか、1km持つのかわからない。 わかったとしてもゴールまでの正確な距離がわからないのでどうしようもない。 なので、ゴールが見えたらスパートすることにする。

  

ゴール

2時間4分地点のコーナーを抜けた先にゴールが見える。 ゴールまではそれほどの距離はないので、スパートしてもあまりタイムは縮められないがとにかくスパートする。 2時間5分、平均速度が8.2km/hでゴールした。 距離が17.2kmだったため2時間以内でのゴールは達成できなかった。

吉岡発見!! タイムは1時間39分だったとのこと。

  

感想

本格的なヒルクライムは今回が初めてだったが、心拍数を目安に走れば登りきれることがわかった。

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