今日は多摩川を下って河口まで行く。 長い間一緒に活動してきた吉岡夫妻が海外へ羽ばたくこととなったため、最後に一緒に走ろうという企画である。
吉岡夫人は以前に北のホームコース荒川を笹目橋から河口まで往復したことがあるため、今回は南のホームコースである多摩川を河口まで往復しようということになった。 永山の計算によると往復で90kmぐらいであるとのこと。
吉岡邸で集合し、多摩川へ向かう。
武蔵境通り、鶴川街道と南下し、多摩川原橋から多摩川サイクリングコースへ入る。
左岸を下って行くと、砂利道へと突入する。 ここが舗装されれば、ほぼ舗装路のみで河口まで行けるのになあ... 舗装路で河口まで行くためには、多摩水道橋で右岸に渡らなければならない。 このまま左岸を下ってしまうと、車体を担いで土手を登り降りしなくてはならなくなる。
迷うことなく多摩水道橋で右岸に渡る。 多摩水道橋から5kmほど南下したところでコンビニを発見したので、吉岡、大久保、筆者でコンビニへと向かう。
一般道の交通量が多く、横断が危険であるため他のメンバーは土手で待機している。
コンビニで大久保に調子を尋ねたところ膝に少し痛みがあるとのこと。 大久保の車体のサドル高はビンディングペダルという前提で調整したが、大久保はスニーカーでペダリングしており、ペダルを踏む位置も母子球より後ろ寄りとなっている。 そのため膝が伸びきってしまい、膝へ負担がかかっているものと思われる。 サドルを数cm下げ、再び出発する。
丸子橋で左岸へ渡りさらに下っていく。 ここまで筆者が20km/hで先導してきたが、遅すぎるとの不満の声が噴出...不安を感じながらも、先頭を永山に交代する。 不安は的中、永山は23km/hぐらいで先導すると言っていたのだが...30km/hで走っているじゃないか。
土手でなにやら祭りのようなものをやっている。 出店あり、土手をそりで滑るコーナーありでなんだか盛り上がっている。 子供を避けつつ、左岸を下ってゆく。
いつの間にかサイクリングコースでなくなり、一般道路へと変わる。 ここまでくれば河口はもうあとわずかである。
弁天橋まで走った辺りで、食事しようということになったためファミレスを探す。 ファミレスを発見!!...しかし、混んでいる。 20分ほど待ち、席に案内される。 リッチに食事をとり、ファミレスを出発するが、ファミレスを出たところで問題が発生。 大久保の膝が悪化しており、ファミレスの階段を下りるだけでツラそうである。 高すぎるサドル高で30kmも走ってしまったためだと思う。
弁天橋を渡り、すぐ先の草地へ入る。 ようやくゴールだ。
吉岡は多摩川を走るのも今回が最後かも知れないということで、このまま羽田まで行くそうだ。 しかし、大久保は膝の痛みがあるため羽田へは行けない。 そのためここで2グループに分かれ、しばらく別行動をとることに。 吉岡夫妻は羽田へ、永山と大久保および筆者は上流へと向かい膝用サポーターを購入して多摩大橋で待ち合わせることにする。
吉岡夫妻が羽田に向かったのを見届け、さあ上流に向かおうかと思ったが、よく考えたら吉岡夫妻は羽田までのルートを知らない。 急遽、永山がサポートすることになり、永山は吉岡夫妻を追いかけ羽田へ向かう。
大久保と筆者は上流へと向かう。 多摩大橋で一般道路へ出て、すぐ近くの自転車店へと向かう。 しかし、サポーターは置いていないとのことである。 辺りを見回すとゴルフショップが見えたので、最後の望みをかけゴルフショップに向かう。 店員に案内してもらい、サポーターを購入する。
ゴルフショップを出ると、ちょうど永山から連絡があり、待ち合わせポイントの多摩大橋まであと数分とのこと。 予想では弁天橋から羽田往復で90分はかかると読んでいたが予想よりも早い。 大久保と筆者も多摩大橋に向かい、無事合流する。
大久保の膝はサポーターを巻いても痛みは取れないとのこと。 関節を痛めると、なかなか治らないし、クセになることもある。 このまま自走で帰宅すると取り返しのつかない故障につながる危険もあるため、タクシーにて帰宅するのが良いのではないかということに。 往路で立ち寄ったコンビニにてタクシーを呼ぶ。 タクシー運転手は『本当は車椅子しかトランクには積んじゃいけないんだけど』といいつつもロードバイクを積んでくれる。 大久保を乗せたタクシーは一足先に武蔵野市へと向けて出発する。
上流へと向かい、多摩水道橋を渡って左岸へ。 ここまでくればもうゴールも間近である。 多摩川原橋から一般道へ出て、鶴川街道と武蔵境通りを北上し、武蔵野市へ到着した。
大久保の膝であるが、病院で診察してもらったところ、骨には異常はなく、スジを痛めていたとのこと。 膝の裏側のスジが伸びてしまい、炎症を起こしていたらしい。 膝の裏ということはやはりサドル高が疑わしい。