今日は、霞ヶ浦一周サイクリング大会に出場する。 この大会に出場するのは今年で4度目だ。
朝5時30分に起床、窓の外を見ると...一発でモチベーションがゼロに...雨だ。 出走時に晴れている可能性を信じて、入浴とトイレを済ませ、6時50分に待ち合わせ場所へ。
ホテルの駐輪場で最後の整備を済ませ、まずは土浦駅へ向かう。 駅のコインロッカーに荷物を預けるためだ。 駅に向かいながら心拍計に目をやると...おお絶好調だ、ここ数年で最高のコンディションである。
コインロッカーは前日に使用中にしておいたため空きがないという心配はない。 しかし、100円硬貨が足りない...前日からの超過分と今日の分で\300 x 2が必要なのだが、100円硬貨が5枚しかない。 キヨスクで水を購入して硬貨を手に入れ、コインロッカーに荷物を入れて駅の外へ。
駅を出発し、大会会場へと向かう。 路面が濡れているためブレーキは反応が悪いが、雨はほとんど降っていない。 出走する頃には路面が乾いて、タイム更新を狙えるコンディションになるかもしれない。
15分走って会場へ到着、受付会場へと向かう。 ゼッケンを受け取り、車検へ進む。 ベル、ライト、リフレクターを装備しているかと、ハンドルにガタがないか、ブレーキに異常が無いかを確認され、車検は無事合格だ。
車検に合格したものの、出走するかしないか悩むところだ。 今日の目的はあくまでも2時間45分での完走であり、それを達成できる可能性がなければ出走する意味はない。 2時間45分というタイムは余裕のあるタイムではなく、周囲のローディー達との集団走行で達成できるもので、一人で頑張っても達成できるものではない。
しかし、雨さえ降らなければ路面も少しずつ乾くだろうし、周囲の速度も上がってタイム更新を狙えるかもしれない。
タイム計測の部がスタートするのは08:30である。 出走は1分おきに10名で行われるため、ゼッケン231の筆者は08:53、243の永山は08:54の出走である。
補給のため永山と一緒に近くのコンビニに向かう。 コンビニで休憩中に雨が降り出し、そして雨足はだんだんと強くなる。 この雨ではタイム更新はほとんど無理だろう。
コンビニの前を第1陣が通過していく。 その走りを見て筆者は思った、『タイム更新は絶対に無理だ』と。 第1陣のローディー達の速度が驚くほど遅いのである。 第1陣ということはかなり早い時点で大会申し込みをしたやる気のある人びとで、例年、35km/h以上でこのコンビニ前を通過するが...今年は25km/hほどである。 筆者は今日とても絶好調なのに...ついてない。
出走時間の5分前に永山とスタート地点へ向かう。
同じ組のゼッケンが集まっているところまで進み、出走を待つ。
ゼッケンを呼ばれたので返事をする。 前の組が出走し、最前列へと進むといよいよ出走間近という感じだ。 ああ、もうどうでもいいということで、緊張はない。 15秒前...10秒前...5秒前...スタート。
同じ出走組のおじいさんローディーと若い女性ローディに続いて3番手を走る...ペースが遅い。 おじいさんローディーが後ろの若い女性ローディーに言っている『最悪のコンディションだ』と。 同感だ、雨で視界は悪いし、路面はすべるし、水がたまって路面のギャップは見えないし、ブレーキは効かない。
25km/hで走り続けること十数分、後方から『追いついたー』との声とともに永山が抜いていく。 シフトアップし、34km/hで永山を追うが、たまった水で見えなくなった路面のギャップにタイヤをとられてすべる...恐ろしい。 永山とともに34km/hで走り続ける...が、信号待ちで一旦止まった後、永山のペースが落ちている。 そういえば、永山はタイム更新は狙わないと言っていたな。 おそらく筆者に追いつくため飛ばして来た勢いでそのまま走ってきただけだったのだろう。
筆者が先頭に出て、速度を上げる。 しばらくすると永山が先頭に出る...そんなことを繰り返しながらなんとか30km/h以上で走り続け、出走から1時間後にようやく霞ヶ浦の湖畔に出る。 そして、その時にタイムを見た筆者は完全にタイム更新を諦める。 第1チェックポイントまであと数kmを残してもう1時間2分が経過しているのだ。
約1時間10分で、野鳥を観察するための施設内に設置されている第1チェックポイントに到着した。
いつもなら出走カードにハンコをもらってすぐに出発するのだが、今年はトイレタイムをとり、さらに一服する。
第1チェックポイントを出発、橋を渡ってしばらく走ると湖畔の道路へと入る。 この時点ですでにタイム更新は諦めているため速度は25km/hほどである。 もういいやのんびり走ろう。
約3時間で湖畔の公園に設置されている第2チェックポイントに到着した。
ここでも出走カードにハンコをもらってすぐには出発せず、一服することにする。
第2チェックポイントから土浦市街の少し前までは県道を走るのだが、この県道は住宅地を通っているため風が遮られていてとても走りやすい。 毎年、この県道ではタイムを稼がせてもらっている。
第2チェックポイントを出発して、いつものように県道を走るのかと思ったが、今年はコースが違うようで湖畔の道路を走るコースになっている。 湖畔の道路が新たに延長されたのだろうか。
湖畔の道路を走っていると後ろから3人集団のローディーに抜かれる...退屈しのぎに3人を追いかけよう。 25km/hから徐々に加速し30km/h...32km/h...34km/hと加速するが距離が縮まらない。 一体何km/hで走っているのかと思いつつ、39km/hまで上げるとようやくわずかずつではあるが距離が縮まり始める。 ちくしょう!!、39km/hだとこっちは無酸素領域を大きく越えるんだ!! 乳酸が急速に蓄積され筋肉に焼けるような痛みが走る。 ある程度距離が縮んだところで34km/hまで速度を下げて休息、しばらくしてまた運動強度を上げ距離を縮めるということを繰り返しながらなんとか3人に追いつく。 3人に追いついてまもなく、湖畔の道路からいつもの県道へと出る。
しばらく県道を走ると土浦市街地へと入る。 毎年そうなのだが、市街地に入ると信号待ちが多くなるためか著しくモチベーションが低下する。 しかし、今年は違う。 永山が市街地に入ってから34km/hで走っているのだ。 ここまで飛ばせなかったフラストレーションからなのだろうか、今まで温存するしかなかった体力を使って時には40km/hで走っている。
走行タイム3時間58分で無事ゴール。 出走カードを回収してもらう。
完走証を受け取ると、続いて景品の抽選である。 自転車専用LEDライトなどの自転車パーツ、佃煮などの名産品、そしてハズレのタオルなどが当たるのだ。 抽選の結果は、筆者は『れんこんサブレー』、永山はハズレの『タオル』である。 しかしながら、永山は『タオル』がとても嬉しそうだ。 そう、永山も筆者も泥だらけ、砂だらけなのだ。 足の裏やレーパンの内部まで砂でジャリジャリしているほどの悲惨な状態である。 『タオル』...なんて素晴らしいアイテム。
今年は2時間45分以内での完走が目標だったが、雨のためタイム更新以前の問題である。 第1チェックポイントまでの34km/hの旅と、最後の3人衆とのバトルは面白かったが、正直、すっきりはしない。
この大会には2003年から出場しているが、前年までは6月の第1土曜日の翌日が開催日だったのだが、今年は第2土曜日の翌日である。 第2土曜日の翌日の開催になったため梅雨入りしたのだろう。 来年の開催日も第2土曜日の翌日ならば出場はしないかもしれない。